プログラマの「本懐」を読んで
たまには本を読んだ感想でも書こうかなとか。感想というよりは、僕はこうありたいという意思表明になるのかも。
福岡にて出会う本
昨日、福岡のとある古本を取り扱っているTSUTAYAに行って、プログラマ向けの書籍の前に立っていたら気になる本があったので手にとってみた。
それが"プログラマの「本懐」"。
- 作者: 山本啓二
- 出版社/メーカー: 日経BP出版センター
- 発売日: 2004/11/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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"本懐"とは
もとから抱いている願い。本来の希望。本意。本望。
--goo辞書
サブタイトルが「アーキテクトという選択」って書いてあって、なんというか、こうピピピッ!!とくるものがあったんですよね。
第6感みたいなもので本は選んでます。だから、つい買いすぎちゃいます…。
今回買った理由
ちなみにこの本を買った理由というか、惹かれた部分は幾つかあって箇条書きにすると
- タイトルに惹かれるものがあった
- アーキテクトに関して書かれている本だった
- TDDについても何か書いてあるようだ
- アジャイルにも触れてる
- 2004年に出版と比較的、古い本だった
簡単に書くとこんなもんだと思いますね。2004年と書いてますが、あくまでも出版されたのが…ってだけで、その前に日経ソフトウェアで2003年に連載していたみたいです。(凄いですね)
読んでみた感想みたいな
で、まぁ昨日から読んでたのでさらっと1日で読んでみました。率直な感想。
あんまり面白くは無いです。真新しい何か、というのも書いてあるようには思えなかったですし*1全体的にはアーキテクトというロールがどういったことをすればいいかが、書いてあったというくらいかな。TDDやアジャイルというキーワードも出てきましたけど、特に何かって程でもなかったです。
自分なりの本懐
ちょうどいい機会なので、「本懐」というものに対して考えてみます。
モノづくりのプロとして納得のいく仕事をする、それがプログラマの本懐--本来の望みです。
本の中でこう書いてありました。そして、実際にプログラマとしてこれを果たすことは難しいのですが、アーキテクトになれば果たすことが可能ですとしているのが本書です。
僕の中にある、プログラマの本懐というのもおおよそ一致すると思っていて、やっぱり納得のいく仕事をしたい。そういう気持ちはとても強かったりします。人の役に立ちたいとか、自分の技術を活かして世の中の役に少しでも立てれば、と思ったのが多分高校生のとき。
無茶な納期とか設定されて、それで「どうにかこの日までに動くものを作ってくれないか」と度々言われるので「こんな仕事してて、誰かの役に立てているのだろうか」と悩むときがあります*2。
まぁこの本読んで思ったのは、アーキテクトになるのが「逃げ」というわけではないですが、できれば僕はプログラマとしてプログラマの本懐を果たしたいなぁと思いました。
10年後もプログラマであり続けたいから。